販売促進も新しい時代へ カーボンニュートラルな販促物へのシフト
脱炭素社会に向けて販促物も環境配慮が求められています
メディアがSDGsを取り上げる機会が増え、サステナブルな取り組みが生活者からも注目されるようになりました。
国や企業でもカーボンニュートラルへの取り組みが活発化し、脱炭素社会の実現に向け動き出しています。
SDGsの理念が消費者に浸透するにつれ、販促現場でも環境に配慮した販促物がクライアント(広告主)から求められる新たな要素として今後ますます需要が望まれます。
弊社では、屋外の広告物製作において先進的な取り組みである、環境に配慮した素材を使用した印刷物の製作や、印刷・加工で発生するCO2の排出量をゼロにする取り組みを進めています。
自社工場に太陽光発電装置を設置し、太陽光などの再生可能エネルギーを使用して、製作工程で発生していた温室効果ガス排出量を相殺できる「CO2ゼロ工場」として事業を行っていきます。
サステナブルに取り組む企業姿勢を販促物を通じて的確に伝えたい思いから、カーボンオフセット印刷には希望に応じて、環境への配慮をPRできる表示を印刷物に表記します。
現状の環境をすぐに変える事は難しいですが、環境に配慮した素材を選び、使用後はリサイクルすることで廃棄物を減らし一歩ずつ環境保護に繋げていきたいと考えます。
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脱炭素社会とは
2020年10月、政府は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」脱炭素社会(カーボンニュートラル)を目指すことを宣言しました。最も温暖化への影響力が大きいCO2の削減が一番の課題となっています。
排出量「実質ゼロ」は、CO2などの温室効果ガスの「排出量」から、植林・森林管理による「吸収量」を差し引いて、実質的にゼロにするということです。 -
SDGsとは
持続可能な開発目標
(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴールと169のターゲットから構成され「地球上の誰一人取り残さない社会の実現」を誓っています。
日本においても、その取り組みが広がっています。
環境に配慮した 印刷物に取り組むメリット
- 1.環境を守る
大切なのは、私たち自身がこの先も住み続けられる環境を守り持続可能な社会を作ることです。
企業にとって環境に配慮することで持続的に資源を確保することが出来経営も持続させることが出来ます。
環境に負担をかけ続けながらでは、資源調達が出来なくなり、社会を持続させるのが難しくなります。 - 2.企業評価の向上
社会貢献や環境に配慮した活動を実践している企業は、顧客や取引先からの信頼が得られ企業評価の向上にもなります。
これにより、顧客や取引先と良好な関係が維持出来て長期的な取引や新たな顧客の紹介にもつながります。
結果として、売上アップや利益アップに期待ができます。 - 3.新たなビジネス
チャンスを生み出す多くの企業が環境に配慮した取り組みをしており、依頼条件に上げている場合もあります。
そこで環境配慮の条件をクリアする事により、仕事の幅が広がります。
また、環境配慮の活動を通して、さまざまな業界と接点が持てるようになり、新たなビジネスチャンスにつながる可能性があります。
販促物に求められる条件の変化
脱炭素社会・SDGsの広がりにより、環境に配慮した製品への関心が高まる中、販促業界でも販促物に求められる 条件として「環境性・ストーリー」が、クライアント(広告主)から求められる新たな条件に上げられています。 環境性については、持続可能な社会を維持する意味でも、今後ますます需要が望まれます。
環境性・ストーリー
環境配慮を考えた「脱炭素社会」「脱ポリ塩化ビニル」「脱溶剤インク」へ市場が変化しています。
これまで | これから | ||
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脱炭素 | 石油や石炭、天然ガスなど化石燃料をエネルギー源として使い、製品を作り続ける。 | 太陽光の再生可能エネルギーを使用して製作工程で発生していたCO2排出量を相殺できるCO₂ゼロ工場にシフト。 | |
脱塩ビ | ポリ塩化ビニル本体が持つ、耐候性・防炎難燃性等が高く、現場施工時における施工性の高さから重宝される。 | ポリ塩化ビニルに用いられる添加剤に発がん性物質が含まれている事から非塩ビ、ポリエステルクロスにシフト。 | |
脱溶剤 | 溶剤インクは発色が良く、耐候性に優れ、屋外での長期使用も出来るため、シーンを選ばず利用が可能から重宝される。 | 臭気・環境への懸念から、溶剤インク以外の環境に配慮したインクへシフト。 |
環境に配慮した 弊社の5つの取り組み
1.CO2ゼロ印刷
- 太陽光を使用してカーボンオフセット
CO2ゼロ工場に - 環境配慮がひと目でわかる
カーボンオフセット印刷マークを表示 - CO2ゼロ印刷で注文するだけ
コストを上げずに環境配慮が可能
2.環境素材
- 塩ビ・可塑剤を使わない
環境に配慮した素材にシフト - 素材を変えるだけで
環境に配慮した販促物に - 環境に配慮したECOな
サインディスプレイ・販促物を製作
3.インク
- 人と環境に配慮したインクを使用
- 国際認証を取得したECOな
インクを使用
4.リサイクル
- サインディスプレイ・販促物も
サーキュラーエコノミーにシフト - 販促物使用後は廃棄せずに
マテリアルリサイクル
5.オンデマンド生産
- オンデマンド生産
必要枚数のみ印刷で販促ロス0 - 自社工場で一貫生産だから
ロスが無く仕上がりが速い
CO2ゼロ印刷とECOな素材で 販促物・ディスプレイが製作できます
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従来品+CO2ゼロ印刷
コストを上げずに、従来の仕様で環境に配慮した販促物の製作が出来ます。
用途:広告幕/バナー/フラッグなど- ターポリン
- トロマットクロス
- ポンジ
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脱塩ビ+可塑剤フリー生地
ポリ塩化ビニル素材を使用したターポリンを、ポリエステル素材を使用したノンターポリンに 変えることで環境に配慮することが出来ます。
用途:横断幕/広告幕/バナー/フラッグなど -
エコマーク生地
ポリ塩化ビニル素材の代替として、グリーン購入法に適合しエコマークを取得した、ポリエステル生地です。
ポリマーリサイクル繊維や植物由来合成繊維を使用し、環境に優しい素材です。用途:バナー/のぼり/旗/のれん/ロールスクリーンなど -
エコパネル
今まで使い捨てだった紙張りのパネルから、リサイクル可能なエコパネルに変えることで、廃棄物を 減らし循環型社会の実現に貢献します。
用途:広告パネル/案内パネル/店内POPなど -
石灰石原料のシート
LIMEX(ライメックス)は、石灰石を主原料とした紙や塩ビ素材印刷メディアの代替となる新素材です。
使用後は、再生ペレット化してLIMEXの原料として再利用が出来ます。LIMEXを使用した製作物は、しなやかで耐水性があり水をはじく特徴があります。光の透過性もあり電飾シートにも使用出来ます。用途:タペストリー/電飾看板などLIMEX(ライメックス) -
屋外用シート
ポリ塩化ビニル素材の代替として、ポリオレフィン素材の環境に優しい屋外用糊付きシートです。
糊付きで簡単に貼れて、ラミネートする事で屋外での看板にも使用出来ます。用途:屋外看板など -
脱塩ビ+可塑剤フリーのシール
ポリ塩化ビニル素材の代替として、PETやポリエステルを使用した環境に配慮したシールです。
店舗スタッフでも簡単に貼れて、施工費用がかからないので専門業者に依頼不要でコスト削減が出来ます。用途:ウィンドウシール/壁シール/床シールなど